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2024.07.16

アキレス腱の名前の由来・起源について

みなさんはアキレス腱の名前の由来を知っていますか。

身体には様々な筋肉や靱帯などが存在し、例えば胸の筋肉ですと大胸筋。みなさんが二の腕という筋肉は上腕三頭筋という名前があります。

どれも日本語名でありますが、アキレス腱はなぜかカタカナが使われています。いったいなぜこういった名前になったのかご紹介させていただきます。

アキレス腱の名前の由来はギリシャ神話からきてる?

アキレス腱の名前の由来は諸説ありますが、ギリシャ神話からきているといわれています。

アキレス腱の「アキレス」はギリシャ神話の英雄「アキレウス」のラテン語名であり、こんな逸話が残っています。アキレウスが生まれて間もなく、母のテティスがアキレウスを不死身の肉体にさせるため冥界のステュクス河にアキレウスの全身を浸しました。

しかし、その時母はアキレウスの両足の踵をつかんで浸してしまったため、水に浸らなかった踵だけが不死身にならず生身の人間の身体のままだったのです。

やがて、アキレウスはトロイ戦争の武将となりますが、敵のパリス王子に唯一生身の身体である踵を矢で射抜かれて死んでしまったのです。そこからその箇所を「アキレス腱」と呼ぶようになり、致命的な弱点の意味として用いられるようになりました。

さいごに

いかがだったでしょうか。今回はアキレス腱の名前の由来について説明させていただきました。身体の名前の由来は普段わからないことが多いのでこうして調べてみるのも面白いですね。

実際にアキレス腱はスポーツ活動によって断裂することが多く、跳躍動作の着地時など、強い張力が加わったときに発生します。

30~50歳のスポーツをよく行う方に発生しやすく、発生には年齢による腱の変性やオーバーユース(使いすぎ)が関与するといわれています。アキレス腱断裂を起こすとアキレス腱部を殴打されたような衝撃と断裂音が聴こえ、脚に力が入らなくなりスポーツはおろか、日常生活も困難になってしまいます。

アキレス腱断裂を起こさないためにも、日ごろからしっかりと準備運動やストレッチを心がけていくことが重要ですね。

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