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2023.03.13

狭窄症の手術で坐骨神経痛・間欠性跛行のしびれ症状は治る?治らない?

こんにちは。住ノ江区のふしぎの森鍼灸整骨院の院長の奥原です。 今回は脊柱管狭窄症に ついてお話しさせて頂きます。

脊柱管狭窄症の手術について

脊柱管狭窄症の手術は、坐骨神経痛や間欠性跛行(長時間歩 く事が出来なくなる症状)などのつらい症状を解消し、日常生活に最低限必要な動作(食事、 着替え、排泄、整容、移動、入浴)や生活の質を改善する為に行われます。 神経圧迫に関係する黄色靭帯や骨の一部を物理的に取り除いて脊柱管を広げるので、比較的短期間で確実な効果が得られるのが手術(陰圧術)メリットです。 脊柱管狭窄症の手術で神経の圧迫を取り除くと、坐骨神経痛や間欠性跛行は改善します。 しかし、注意すべきなのは、脊柱管狭窄症の手術は神経そのものに手を加えて治療するものではない、という点です。

狭窄症の手術では”しびれ”は治らない?

手術の目的 は、脊柱管を広げて、締め付けられている神経が本来の機能を発揮できるような環境を整えることです。 実際、手術で圧迫から解放された瞬間から血流が再開します。血流とともに酸 素や栄養分が供給され、神経が本来の機能を回復する歩みを始めるわけです。 ただし、手術 で神経の回復の為の環境を整えたとしても、症状がどのくらい改善するかは、神経そのもの がどの程度回復できるかによって異なります。 これには、年齢、神経の圧迫の強さ、圧迫さ れていた期間の長さが関係し、一般に年齢が若いほど、また、圧迫の度合いが弱く、圧迫さ れていた期間が短いほど手術による症状の改善は良好なものになります。 ただ、痛みや間欠性跛行は手術後速やかに軽くなるものに対して、しびれは改善しにくく、 回復に時間を要すことが多いものです。 特に手術前、安静にしていても下肢にしびれがあっ た場合は、症状が残りやすいとされています。 手術によって神経の圧迫を取り除いても、手術前と同じように腰椎に負担をかけている と、再び脊柱管が狭窄することがあります。

手術はゴールではない、再発予防が大切です!

手術が終わればゴールと考えず、手術によって 痛みが軽くなって、お身体を動かしやすい条件が整ったと捉えましょう。 痛みやしびれで硬直していた筋肉や関節を動かして、体幹深部筋を働かせれば、腰椎が安 定します。 腰椎に負担をかけないお身体の動かし方や姿勢が身に付き、脊柱管狭窄症の再発 を予防することが出来ます。 当院でもたくさんの脊柱管狭窄症の手術後でしびれが改善されず、来院される患者様が たくさんいらっしゃいます。 当院では、しびれに対しては脳へのアプローチ(TN ブレイン) で再教育を促し、硬直した筋肉に対して手技や電気療法、ストレッチで筋肉を緩め、筋肉の 低下に対している場合は運動療法および EMS トレーニングで筋肉の増進を計っています。 その他、鍼灸施術による神経、血管、筋肉へのアプローチによる体質改善を行って行きま す。 だいたい、3カ月しっかりと通院せれますと、しびれが改善して行きます。※個人差や 症状の状態にも影響します。 是非、手術後のリハビリとして鍼灸整骨院をご利用下さい。些細な事でもご相談下さい。
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